遺産相続の手続きの流れとは?手続きの期限を解説

遺産相続の手続きの流れって? 相続相談

もしもの時に備えて、相続の流れや手続き内容、
手続きごとの期限を知っておきたい方は多いのではないでしょうか。

相続では、被相続人が亡くなった日または
相続の開始を知った日からの日数別に
期限が決められている手続きが多くあります。
スムーズに手続きを進めるためには、
あらかじめ知識をつけておくことだけでなく
適切な相談相手を見つけておくことが大切です。

この記事では、手続きの期限とあわせて
相続の流れや手続き内容を解説します。

7日・14日以内は役所への届出が急務

被相続人が亡くなった日または相続の開始を知った日から
7日以内に行う必要があるのが、
死亡届・火葬許可申請書の提出です。

その後、14日以内に
年金の受給停止・健康保険と介護保険の資格喪失の手続きと
世帯主の変更届の提出(世帯主が亡くなった場合)が必要です。

3ヶ月以内に相続の方法を決める

3ヶ月後に、相続の方法を決める期限が訪れます。

相続には、3つの方法があります。

  • 相続放棄:一切の権利と義務を受け継がない
  • 単純承認:プラスの財産もマイナスの財産も両方受け継ぐ
  • 限定承認:プラスの財産の範囲内で、マイナスの財産を受け継ぐ

相続放棄と限定承認の決定は、
死亡日または相続の開始を知った日から3ヵ月以内に行う必要があります。

限定承認を選択する場合は、相続人全員の合意が必要です。
財産の調査や話し合いには早めに着手しましょう。

注意!
相続発生後、被相続人の預貯金などの財産を相続人自身のために使用した場合は、
単純承認とみなされます。

早めに着手しましょう

​​相続人と相続財産の確定

亡くなった人の戸籍謄本などを入手して、法定相続人を確定します。

相続財産の確定も早めに行う必要があります。
現金・預貯金・不動産・株式などが相続財産の対象となります。
一方、保証債務・借入金・ローンなどのマイナス財産も相続財産に含まれます。

遺産分割協議と、遺産分割協議書の作成

遺言がない場合などに、相続人の間で誰が何をどれだけ相続するのかを決める話し合いを行います。内容がまとまったら、遺産分割協議書を作成します。

相続財産の名義変更や換金など

遺産分割協議が終了したら、不動産や預貯金などの名義変更を行うほか、
換金が必要な場合は換金を行う必要があります。

10ヶ月以内に相続税の申告

相続税の申告は、亡くなった日または相続開始を知った日から10ヶ月以内が期限です。
相続人と相続財産が確定したら、各相続人の納税額を算出しましょう。
納税資金が確保されていることも確認しておくと安心です。

大切な方が亡くなってたった数ヶ月の間に、
やらなければならない相続手続きがたくさんあります。

いざという時に困らないように、
事前に知識をつけることと併せて
適切な相談相手を見つけておきましょう。

安心して相続手続きを進めるなら相談相手が必要

相続について誰に相談すればいいかわからない場合は、
私たちにお気軽にご相談ください。
おうちの相談カウンターの相続相談は、
ご相談料等一切かかりません。

必要な手続きを一緒に考えますので、
安心してご相談いただければ幸いです。

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